10周年を迎えた「moumoon」の2人の良さを守り続けるすごさとは

2017年、「moumoon」はメジャーデビューから10周年を迎えた。

節目としてベストアルバム「moumoon BEST -FULLMOON-」をリリースし、2017年10月には自らの楽曲をアコースティックでアレンジした「moumoon acoustic selection -ACOMOON-」も発売された。

1度聴けば忘れられないような魅力的な歌声とメロディーは、10年きちんと守り続けられ、そして新たなる進化も果たしている。見事に確立された2人の音楽を、ぜひ10周年という機会に聴いてみていただきたい。

moumoonである、という魅力

ボーカルで作詞を行う「YUKA」と、作曲と演奏で音楽を支える「KOUSUKE MASAKI」による2人組ユニット。もともとはインディーズでデビューしていたが、2007年に改めてミニアルバム「love me?」でメジャーデビューを果たす。

クリアでテクニカルなメロディーに、ボーカルの声がぴたっとハマるパズルのような楽曲は、すぐさま2人の名を轟かせた。

mouはフランス語でやわらかい。moonは知っての通り月を意味する。幻想的な印象を与える2人を表すのに、適任な造語だといえるだろう。

特にYUKAの声はユニット名にぴったり。聴くだけでmoumoonとわかるほどだ。

2人の雰囲気を求めて、CM・アニメ・映画・ドラマなどが多くのタイアップを依頼している。

作品の世界観をそのままにしながら、自分たちの楽曲を押しだしていくその技術に注目すると、2人のすごさがより分かりやすくなるだろう。

moumoonである。その段階から既に、2人は魅力的なアーティストとなっているのだ。

海外公演という道

moumoonは日本での活躍に限らず、海外でも多くの支持を集めている。そのステージはアメリカ・イギリス・フランスとさまざまで、どこでも2人は2人のままで受け入れられてきた。

「SXSW」や「The Great Escape」への出演経験はしっかりと作品にフィードバックされ、「It’s Our Time」というアルバムを作るに至っている。

特にフランスでの人気はすさまじく、日本の音楽を代表する1つであるという見方もある。moumoonは私たちが想像する以上にグローバルで、海外に時代を創れるだけの実力を秘めているようだ。

アコースティックライブを開催するなど、しっとりとした印象を持たれる2人だが、ときには激しい楽曲を披露する場面も。リズミカルでアクティブなパフォーマンスもできるからこそ、海外に通用するパワーを持てているのかもしれない。

ファンとのつながり

ファンとの深いつながりも、moumoonの魅力の1つだ。ユニット名にちなんだ「月面基地」というファンクラブでは、会報や限定グッズの他に、ファンだけの特典であるバスツアーも行われている。

常にファンと近い距離にいようとする、2人の意思が垣間見えるようだ。

10周年を迎えるにあたって、ファンの存在はとても大きなものであったように思う。

今でも定期的にアコースティックライブ「FULLMOON LIVE」を行っているが、ファン会員限定のトークや映像を配信することで、ファンとの特別な関係を維持している。

moumoonは今後もmoumoonである

10年という歳月が積み重ねた実績は、今後もmoumoonがmoumoonであることを約束してくれる。安心してファンでいられるからこそ、私たちは2人の動向にいつまでも注目していられるのだ。

2017年12月6日に、moumoonは配信限定シングル「Let it shine」をリリースする。これはWOWOWドラマ石つぶての主題歌として使用され、2人の良さを最新の空気でパックした話題作だ。

最新曲ももちろん、しっかりとmoumoonだ。10年以降の活動も、2人はmoumoonの良さを守り続けてくれることが再確認される。この記事を機に、ぜひその世界を体験していただきたい。

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