温もりを感じるアコースティックサウンドが好き!『アコギやピアノがメイン』洋楽6選

温もりを感じるアコースティックサウンドが好き!『アコギやピアノがメイン』洋楽6選

夕暮れ時を迎えるのも早くなり、秋空が顔を出す今日この頃だが、皆様体調お変わり無いだろうか?
朝方辺りに寒くなる事も増え、筆者は思わず薄い掛け布団で丸くなってしまう。
こうなってしまうと考える事は『身も心も温かくなる様な音楽が聴きたいなぁ…』だったりするのだ。

そこで今回はホッと一息出来る様に、温もりを感じるアコースティックサウンドが好き!『アコギやピアノがメイン』洋楽6選をご紹介したい。
どの楽曲もこの時期にはピッタリだ。

柔らかな音色が素晴らしい

バンドサウンドと違ってアコースティック・ギター、もしくはピアノで奏でる音色は柔らかく、そこに歌声がマッチすると演奏するミュージシャンの良さが最大限に感じる事が出来る。
勿論、バンドサウンドの中にアコースティックサウンドが混ざるだけでも柔らかさが生まれるので幅が広いのも特徴的と言っても良い。

まだまだ不安定な気候や気温が続くからこそ、こう言った時はリラックスしながら身も心も温まってホッコリとして欲しいのだ。
筆者目線で今回のテーマに合うミュージシャンを幾つかセレクトしてみた。

1.Tommy Emmanuel / Close To You


アコースティック・ギターの名手でもあり、フィンガーピッキングの達人との名を持ち、彼を敬愛するミュージシャンも多い男性ギタリストのトミー・エマニュエル。
同じくギタリストのマイケル・ヘッジスエリック・クラプトンと言ったテクニカルプレイヤーが好きな方はご存知かも知れないし、聴いた瞬間にハマる事間違いなしだ。

ライブ映像を観るだけでも彼のアコースティック・ギターの使い方は幅広い。
弾く以外にもパーカッションプレイもミックスされるので、必然的にボディー部分が削れまくっている。
ここまで駆使して演奏しているミュージシャンはあまり観る機会が少ないかも知れない。

観客を最初から最後までギター1本で楽しませるエンターテイナー性の高い彼だが、今回ご紹介する楽曲は『Close To You』
そう、以前にもご紹介したカーペンターズの代表曲だが、彼が演奏すると長年経験して来た良い渋さと温もり、素晴らしい演奏力を楽しむ事が出来る。
筆者自身も初めて彼の楽曲を聴いてから何年か経つものの、この時期は特にリピートし易い傾向だ。

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グラミー賞には2度ノミネートされたり、たまにライブで歌唱する事もあったりなど幅広い活躍をしているからこそ、世界のファンを魅力にさせているのだろう。
自身の兄であるフィル・エマニュエルも同じく有名なギタリストで、兄弟揃ってシドニーオリンピックで演奏していたのを観た方も中にはいるかも知れない。
2005年より毎年来日公演を行っており、押尾コータロー氏とも共演を果たしているので是非来日公演情報をチェックだ。

2.Paul McCartney / Blackbird


筆者の敬愛するミュージシャンの一人で、ギネス・ワールド・レコーズにも最も成功したグループアーティストとして認定されたビートルズ時代では老若男女問わず知っている世界的大ヒット曲を数多く手掛けては何度も記事に取り上げている、男性シンガーソングライターのポール・マッカートニーも外せない。

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バンドサウンドが強い印象が有るものの、『Blackbird』『Yesterday』は彼自身のアコースティックサウンドの代表格と言っても良いだろう。
コード進行から美しいメロディー、そして『黒人女性の人権や解放について歌った』とも発言している歌詞は今後の平和を願う彼自身の心境を描いているとも言っても過言ではない。

ビートルズが大好きでアコースティック・ギターを弾く方なら一度はチャレンジした曲だと思う。
筆者もふと弾く事もあるが、練習し始めた当初は『えっ?ポールはどう弾いてるの?』と何度も動画を観つつ、ギターコードのポジションなどを確認した事も今では良い思い出だったりするのだ。
把握し始めると音色の美しさが分かって来て、『ポールって天才だ!』とテンションが上がったのはここだけの話。

ライブ公演でも演奏される事が多いこの曲は是非生演奏で聴いて欲しい。
動画や音源でも勿論素晴らしいのだが、生の方が発する声から息を吸う瞬間、一音一音響くアコースティックサウンドが五感で体感出来るからだ。
2018年も東京、名古屋と来日公演を開催する予定となっている。

3.Elton John / Your Song


1960年代にデビューを果たしてからは、数多くのヒット曲を手掛けてはグラミー賞からアカデミー賞まで複数受賞すると言った実績を持つ男性シンガーソングライターのエルトン・ジョン。
同じ『ピアノマン』の異名を持つビリー・ジョエルとは長年に渡って共演していた事から、両方好き!と言う方も多いのではないだろうか。

『Your Song』が発表された1970年、全英4位、全米11位に入る程の売り上げを記録したが、皮肉な事にこの時はまだ日本のオリコンではチャートインされていなかった。
状況が変化したのは1992年、俳優の織田裕二さんが主演の日本映画『エンジェル 僕の歌は君の歌』で主題歌に抜擢された事で22年越しの初チャートインを果たし、彼の知名度は更に広がったと言えよう。

初期の歌声は中高音が抜ける様に、良い意味の若々しくトゲトゲしさが感じられるが、年齢を重ねた近年は中低音を響かせながら柔らかい歌唱法となっており、どのバージョンも若々しさと渋さを体験出来るから聴き比べをオススメしたい。

1971年から2015年にかけて間は空きながらも来日公演を行っている。
だが、残念な事に2018年9月からスタートする世界ツアーでライブ公演から引退する事を発表したのを聞いてショックを受けた方も多いかもしれない。
3年程時間を掛けて世界を飛び回るそうで、もしかしたら彼自身の最後のステージを日本で観れるチャンスがある可能性も高いので是非チェックをしてみて欲しい。

4.Carole King / You’ve got a friend


1958年にデビューを果たし、一度は壁にぶち当たり頓挫してしまうも1960〜70年代とかけてヒット曲を数多く手掛けてヒットメーカーとなったのは女性シンガーソングライターのキャロル・キング。
東南アジア圏で『心の友』などの楽曲が現在も根強い人気を誇るシンガーソングライターの五輪真弓さんのサウンドプロデュースを行った事でも知られている。

1971年に発表されたこの楽曲はグラミー賞の中で最優秀楽曲賞を獲得するなど、彼女の代表曲の一曲となっている。
ピアノの音色に突き抜ける高音、優しく語りかける歌唱と変化していく部分は思わず聴き入ってしまう程、世界観が完成されている。
邦題では『君の友だち』で、歌詞も励ましや応援と言った友情を感じる内容だからこそ、現在に至るまで名曲と言われ続けているのかもしれない。

実際に同年には同じくレジェンドミュージシャンでシンガーソングライターのジェームス・テイラーにカバーされており、Billboard Hot 100では1位を獲得している。
他にも数多くのミュージシャンによってカバーされているが、代表的なのがキング・オブ・ポップのマイケル・ジャクソン、レゲエ・シンガーのジミー・クリフ、日本人だとピンク・レディー尾崎紀世彦さんなども歌っている。

1990年から不定期ながらも来日公演を行っており、現在は2010年が最後となっている。
近年での来日公演を実現するのはなかなか難しいのかもしれないが、筆者的に一度は彼女の歌声を生で聴いてみたいと思うばかりだ。

5.Tracy Chapman / Fast Car


社会問題を多く取り込んだメッセージ性の強い歌詞と中低音を綺麗に響かせながら歌唱し、聴き手側を世界観に引き込んでくれるのは女性シンガーソングライターのトレイシー・チャップマン
哀愁感を漂わせる雰囲気の中にも未来へと繋がって行こうとする希望もしっかりと感じられ、更にはギターリフやグルーブ感も心地良い。

1987年にアルバム『Tracy Chapman』を発表すると、彼女自身が今まで学んだ事や社会問題を楽曲にした事が共感を呼び、1000万枚以上の大ヒットとなり、グラミー賞の中でも『最優秀新人賞』、『最優秀女性ポップス・ヴォーカル賞』、『最優秀コンテンポラリー・フォーク賞』の3部門で受賞する輝かしい功績を残しているのだ。

来日公演は2018年現在も行われておらず、日本で強い人気を誇ると言う訳ではないのだが、もしかしたらこの方がカバーした事で彼女を知った人もいるかもしれない。
その『Fast Car』をカバーした日本人シンガーソングライターが矢井田瞳さん。
驚く事に日本語訳で披露しており、今現在では凄くレアかもしれない。

2008年を最後にリリースしたアルバム『Our Bright Future』以来は特に目立った活動も行っていない様子で、公式サイトも休止中。
『あぁ〜…小さい会場で良いから来日しておくれよ〜…』と思っていた筆者はもう少し調べてみた。
するとFacebookページでは不定期ながらも更新されており、今後何かしらの発表が有るかもしれない。
気になった方は是非チェックしてみると良いだろう。

6.Donavon Frankenreiter / Free


プロ・サーファーであり、プロミュージシャンの活動も行っているのは男性シンガーソングライターのドノヴァン・フランケンレイター。
彼のサウンドを聴くと分かるかも知れないが、サーフ・ミュージックの第一人者として日本でも有名なジャック・ジョンソンに通じる雰囲気がある。

それもその筈、ジャック・ジョンソンがトップとして運営しているブラッシュファイアー・レコーズからデビューアルバムを発表しており、その後は移籍したものの、囁く様に歌唱するハスキーボイスはどの作品も感じられるので心地良い。

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心地良い晴天時や夕焼け空を見ながら聴きたくなる『Free』だが、この楽曲ではジャック・ジョンソンとのコラボレーション楽曲となっている。
二人共リラックスした歌声で聴き手側も思わずゆらりと揺れながら楽しめるのもオススメポイントだったりするのだ。

2003年に朝霧JAM、2004年以降はフジロックフェスティバルを果たすと同時に現在は定期的に来日公演を行っている。
2018年は4月と5月にライブ公演を行っており、ここでは日本人シンガーソングライターの平井大さんとも共演を果たしている。
来年以降も来日する可能性大なので是非日本版公式サイトをチェックだ。

季節の変わり目だからこそ聴きたい

日が暮れるのも早くなり、まだまだ気温の波はあるものの秋に突入している。
こんな季節の変わり目だからこそ、温もりを感じるアコースティックサウンドを聴きたいと感じる今日この頃だ。

ふとした時にアコースティックサウンドを聴いてリラックスして貰えたら嬉しい限りだと筆者は願っている。

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