気温の変化もまだまだ見られる今日この頃、如何お過ごしだろうか?
平年では沖縄からここ1週間の間で梅雨が明け始めて、徐々に夏到来と言った所だろう。
それに今年はワールドカップで連夜スター選手のプレーを観る事が出来て、筆者にとっても熱い日々が続くとの同時に寝不足の日々が続く。(それはそれで楽しいのだが)
気持ちも高まりテンションが上がりっぱなしのこの時期にはロックサウンドがピッタリだと思っている。
そこで今回は『ロックを楽しもうぜ!』と言ったコンセプトで、オススメしたい洋楽6選をご紹介したい。
ハーフタイム時は勿論、普段の空き時間にも是非聴いて欲しい。
ロックの定義も幅広いからこそ入りやすい
正直『ロックミュージック』と言う括りだけでも数が多いのが特徴的でもある。
パンク・ロック、ポップ・ロック、ハードロックと言い出したらキリが無いが、どのロックサウンドも最高に素晴らしい。
そんな幅広い定義の中でも今回は聴きやすくてパワフルなバンドサウンドを、筆者の個人的な目線で取り上げてみた。
1.Green Day / American Idiot
テレビ番組『ミュージックステーション』に出演は勿論、来日公演やサマソニ出演も行っているパンクバンドで、日本でも認知度が高いだろう。
メインボーカルを務めるビリー・ジョー・アームストロングの特徴的な歌声、そして手掛ける楽曲に虜になったファンも多いハズだ。
グラミー賞の中でも『最優秀レコード賞』を言われる最高部門に入る賞を獲得している事から、正にパンク界でのレジェンドになりつつある。
7枚目のアルバムタイトルにもなっているこの楽曲は批判的な歌詞が込められている。
発売された当時の2004年はイラク戦争が起こった時期でもあり、それに対しての『反戦』と言った意味合いもテーマとして練り込まれている。
そんな皮肉も込めているにも関わらず、聴く度に増してくる情熱的で超カッコいいバンドサウンドはやはりロックであり、反骨心を感じれるパンクでもある事は間違いない。
2.Oasis / Rock ‘N’ Roll Star
UKロックシーンでは代表格と言われ、他にも長年の兄弟喧嘩が原因で解散に発展した事でも知られているロックバンド。
テレビ番組『ミュージックステーション』出演や来日公演、フジロックフェスティバル出演も果たしているのと、同バンドの楽曲『Whatever』はCMソングとして、『Falling Down』はテレビアニメ『東のエデン』のオープニングテーマとして起用されている事から一度耳にした事がある人も多いだろう。
この楽曲はメインボーカルを務めるリアム・ギャラガーの気怠くも素晴らしい歌声とギターとコーラスを務めるノエル・ギャラガーの歌声が兄弟ならでは非常にマッチングしている。
そしてパワフルなロックサウンドで何度聴いてもテンションが上がってくる。
現在は二人共ソロで活動を行っているが、筆者は数年前にノエルの来日公演を観に行った事がある。
Oasisの楽曲も数曲歌ってくれたものの、やはり特徴的な歌声のリアムが居ないと寂しい感じがしてしまった。
『またそう遠くない内にひょっこり再結成しないかなぁ』なんて思っていたりしている一人なのだ。
3.Paul McCartney / Helter Skelter
最初のギターリフからハードロックの雰囲気が味わえる楽曲となっているのだが、実はこの楽曲はBeatlesの物なのだ。
『えっ!? BeatlesってHelp!とか明るい曲が多いんじゃないの?』と思う人も居るかもしれないが、後期辺りからのアルバムでは前期とはまた違うロックサウンドが聴ける楽曲が多い。
Beatles解散後はこの楽曲のメインボーカルを務めていたポール・マッカートニーが歌っているが、恐らくポールが発表した作品の中でも一番激しいとも言われている。
と言うか、70歳後半に入っても発表した時期と同じキーで歌っている事には驚いた。
数年前に行われた来日公演を観に行った筆者はアンコールで聴く事が出来たが、生で聴くと更に激しいバンドサウンドで、他の楽曲とは180度違う瞬間を体験したのは今でも懸命に覚えている。
聴き終わった後に改めて『Beatlesヤベぇ!超カッコいい!』と楽しさのあまりに興奮してしまった一人だと言う事は忘れずにお伝えしておこう。
4.Queen / We Will Rock You
正直ボーカルとドラム、そしてコーラスのみで成り立つ楽曲はこれ以外に考えられないかもしれない。
最後の最後でギターとベースが入ってくる訳なのだが、シンプルなのにパワフルなロックサウンドが聴けるのはボーカルを務めるフレディ・マーキュリーの歌声とパフォーマンスもミックスされているからだろうと思っている。
CMソングとしても数多く使用されているので聴き馴染みがある楽曲だが、実はハードロックバージョンでもライブで演奏された事があるのはご存知だろうか?
こちらのバージョンはより一層疾走感が感じられ、楽器隊のテクニックが楽しめる。
勿論、両方共に超カッコいいバンドサウンドなのは間違いないので、気分によっては聴き分けても面白いだろう。
フレディ・マーキュリーが亡くなった後、ここ近年は新たなボーカルとしてアダム・ランバートを迎えて『クイーン+アダム・ランバート』として活動を行っており、2014年にはサマソニ出演も果たしている。
本家以外にも『God Save The Queen』『Queeness』と言ったトリビュートバンドも活動しており、どれも目が離せない。
5.The Who / My Generation
コード進行がシンプルな上に、ベースがギターソロの様に弾くフレーズが聴いていて『超カッコいい!』と思えるのはこの楽曲だろう。
イギリスではBeatles、Rolling Stonesと並んで3大ロックバンドと言われており、正にレジェンドバンドとして知名度も高いのだ。
しかもライブではこの楽曲が終わるとメンバーが楽器やアンプ類を破壊する過激なパフォーマンスが行われているので、気になった人は是非チェックしてみると良いだろう。
ボーカルを務めるロジャー・ダルトリーの力強いハスキーボイスは現在に至るまで進化し続けていると言っても過言ではない。
シンガーソングライターのビリー・ジョエルとコラボレーションしたライブでは中盤に張り上げて歌うシーンも渋くてカッコよさが増している。
実はOasisもカバーをしており、度々ライブでも披露している。
筆者はどちらかと言うとこちらのバージョンでThe Whoを知ったので、キッカケを作ってくれたノエルとリアムには感謝で一杯なのだ。
こちらのバージョンも超カッコいいロックサウンドに仕上がっているので是非チェックしてみて欲しい。
6.Everclear / The Man Who Broke His Own Heart
最後にご紹介するのは、もしかしたら日本ではあまり知られていないバンドかもしれない。
筆者も数年前たまたまネットラジオで耳にする時までは全く知らなかったものの、初めてこの楽曲を聴いた時に『なんて聴きやすいロックなんだ!』とテンションが上がったのを今でも覚えている。
1992年にアメリカで結成され、メンバーチェンジが行われながらも現在に至るまで活動を続けており、ボーカルを務めるアート・アレクサキスの渋くてカッコいい歌声とハードロックサウンドが絶妙にマッチングして聴く事が出来る楽曲だ。
勿論、アコースティック編成でもライブを行っているので、アート・アレクサキスの歌声を中心に聴きたい場合はこちらのバージョンの方が温かみを感じられて、尚且つ全体的なサウンドもシンプルなのでオススメ出来る。
主に海外公演が多いので日本で直接観る事は少ないだろうが、サマソニと言ったミュージックフェスなどにも出演してくれたら嬉しいと願うばかりだ。
まだまだ紹介しきれないロックサウンドが一杯!
今回ご紹介したのは、筆者オススメの中でもほんの一部に過ぎない。
逆に言えばまだまだ皆様にご紹介したいロックサウンドが沢山あるのだ。
様々な音楽ジャンルにしても『洋楽6選』と言った形で引き続きご紹介して行こうと思う。
素晴らしいと感じた楽曲やサウンドは可能な限り多く発信して共有出来れば更に良いだろう。
聴いた事がある楽曲は勿論、初めて知った楽曲もあるかもしれない。
その中でも『この感じ好きだな〜!』と思える様なロックサウンドが見つかれば幸いだ。