カントリーミュージックって?実はジャンルの幅が広い『新旧のカントリーミュージック』洋楽6選

カントリーミュージックって?実はジャンルの幅が広い『新旧のカントリーミュージック』洋楽6選

皆さんはカントリーミュージックをご存知だろうか?
1920年頃にアメリカの南部で生まれた音楽ジャンルの一つであり、明るいサウンドからメッセージ性が強いものまで一括りには出来ない程に幅広い。

『でも正直な所、日本人には馴染みの無い音楽ジャンルじゃないの?』と思ったアナタ。
実はそうでも無かったりするのだ。

そこで今回は『あっ!この曲聴いた事ある!』から、『えーっ!?この人カントリーミュージック出身だったの!?』と思わず言ってしまう様なオススメ6選を筆者目線でご紹介したい。

実は有名アニメ映画にも使われたこの楽曲も…

ジブリ映画の『耳をすませば』はテレビでも度々放送されているので、一度は観た事ある方も居るのではないだろうか?
主人公の月島雫天沢聖司の恋愛模様に『こんな恋をしてみたい!』と思った方も多いに違いない。

物語の中でも触れられているが、日本語バージョンのこの曲は原曲の詞を雫が和訳したと言う設定がある。
では原曲はどんな歌なのか?解説を含めつつ現代まで進化した様々なカントリーミュージックを紹介していこう。

(余談だが、この時に天沢聖司役のCVに抜擢されたのが現在ドラマや映画で引っ張りだこの俳優・高橋一生さんなのだ)

1.John Denver / Take Me Home, Country Roads

カントリーミュージックではよく使用される事が多い楽器のバンジョー、スティール・ギター、アコースティック・ギター。
その柔らかい音色にジョン・デンバーの歌声が絶妙にマッチングした何処か懐かしさを感じる楽曲でもあり、最初に触れた『カントリー・ロード』の原曲でもあるのだ。

現在に至るまでに国内外問わず、数多くのミュージシャンによってカバーされている。
更に歌詞の中にウェストバージニア州が登場するのがキッカケで、2014年にウェストバージニア州の州歌(4番目)として正式に採用された。
和題は『故郷に帰りたい』で、歌詞の意味合いも雫が和訳した内容とは真逆な所も注目して聴いてみると面白い。

2.Lady Antebellum / American Honey

女性ボーカルのヒラリー・スコットがメインボーカルを務める楽曲で、男性ボーカルのチャールズ・ケリーが雰囲気を壊さないコーラスをする事によって全体的な温かみを増させている。
以前筆者が紹介したロックサウンド『Stars Tonight』とはまた違ったミディアム調のカントリーソングとして仕上がっているのも特徴的だ。

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MVの中には小さな女の子が登場したり純粋な恋を楽しんでいるカップルが映し出されており、学生時代の初恋や恋愛をふと思い出させてくれる。
聴いてみて、筆者も『学生時代の恋愛に戻ってみたいなぁ…』と感じてしまった一人だったりする。

3.Taylor Swift / Love Story

『えっ!?テイラー・スウィフトも!?』と驚くのも無理はないだろう。
2012年頃から放送されているテレビ番組『テラスハウス』ではカントリーとは程遠いダンスミュージックの楽曲が主題歌として使用されているので、この頃のテイラー・スウィフトから聴き始めた方はそう思うかもしれない。

この楽曲はバンジョーのサウンドから始まるが、ここは優しく暖かい彼女の歌い方に是非注目して欲しい。
テラスハウスで使用されている『We Are Never Ever Getting Back Together』の様に力強さ・カッコ良さとは別の彼女を発見する事が出来るだろう。

4.Bon Jovi / Lost Highway

ここ数年ではお笑い芸人の椿鬼奴さんやなかやまきんに君さんが番組で歌ったり使用している『You Give Love A Bad Name』、そして『It’s My Life』
更に椿鬼奴さんに至っては椿鬼奴BandBon Joviの楽曲カバーをしているライブ動画がYouTubeでUPされているのは驚いた。

ボーカルのジョン・ボン・ジョヴィの力強い歌声にハードロックサウンドが有名だが、実はカントリーに影響を受けたアルバムを2007年に発表されているのだ。
アルバム名にもなっているこの楽曲もそうなのだが、アコースティック・ギターのサウンドが入っているのでバンドのパワフルさは所々感じながらも、全体的に聴きやすくなっている。

5.Kenny Chesney, Tim McGraw / Feel Like A Rock Star

カントリーシーンで絶大的な人気を博しているシンガーソングライターのケニー・チェズニーティム・マグロウタッグを組んで発表した楽曲だ。
二人の見事な歌唱力とコーラスは勿論だが、それを支える力強いロックサウンドを融合させたカントリーロックとなっている。

近年ではアコースティックに留まらず、カントリーミュージックは様々な音楽ジャンルと融合して生まれつつ有るが、正にこの楽曲はその象徴とも言えるかもしれない。
新しい感じのカントリーソングが聴きたい!と言った方にもオススメだ。

6.The Dead South / In Hell I’ll Be In Good Company

カントリーミュージックはサブジャンルも含まれている名称となっている事が多い。
同じく楽器にアコースティック・ギターやバンジョーを使用している音楽ジャンルのブルーグラスカントリーミュージックに属しているのだ。

正直The Dead Southは日本では殆ど知られておらず、筆者もYouTubeでオススメに出てくるまで聴いた事も無かった。
でも実際に聴いてみた時に楽曲の暗さの中にも各メンバーの安定した歌唱力が活きており、シンプルな楽器編成でも楽曲の完成度は高いのが特徴的である。

実は最近のCMでもこの様なバンド編成で歌われており、ピーンと来た方も居るのではないだろうか。

そう、役所広司さんが歌う『大和ハウス』のCMだ。
これがキッカケでThe Dead Southの知名度が広がればと願うばかりである。

カントリーミュージックは常に進化して行く

まだまだ日本では馴染みが無いカントリーミュージックも形を変えて耳にする事が増えている。
紹介しきれなかった楽曲も数多く存在するので、これをキッカケに興味を持った方は調べてみても良いかもしれない。

歌詞を自分なりに和訳してみるのも良し、雰囲気で楽しんでみるのも良し。
洋楽に関しては言葉の壁が高いかもしれないが先入観無く聴いてみるのがベストだろう。

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