素敵な夜を過ごしたい。『リラックスしながら聴きたい』洋楽6選

素敵な夜を過ごしたい。『リラックスしながら聴きたい』洋楽6選

夏も終わり、涼しさを感じる事も多くなった今日この頃。
皆様は良い思い出作りやリフレッシュは上手く出来ただろうか?
キャンプだったり海で遊んだり、旅行に行ったりとレジャーを満喫した人も多いかもしれない。
勿論、自宅でノンビリ過ごしたと言う人も中には居るだろう。

楽しく過ごした日の後だからこそ素敵な夜を過ごして欲しいと筆者は願ったりするのだが、今回は『リラックスしながら聴きたい』洋楽6選をセレクトしてみた。
過ごす日々に少しでも彩りを添えられると嬉しい限りだ。

リラックス出来る楽曲は数多い

筆者の特集記事では明るいサウンドだったり激しいサウンドだったりと比較的ノレる楽曲を取り上げる事が多いが、今回はお酒を呑みながらノンビリと誰かと語り合えるのに合いそうな楽曲をご紹介したいと思う。

『たまには落ち着いた楽曲ばかりを選んでも良いじゃないのっ!』と少しオネエ言葉になってしまったが、もしかしたら『あ、この曲聴いた事ある〜!』と思うミュージシャンも居るかもしれない。

1.Natalie Cole / L-O-V-E

偉大なジャズ・ピアニストのナット・キング・コールを父に持つのはシンガーソングライターのナタリー・コール。
彼女のデビュー楽曲『This Will Be』グラミー賞の中でも最優秀R&B女性ボーカル賞、最優秀新人賞に選ばれるなどの経歴を持っている。

その後、1976〜1977年と来日公演を果たしてからは2015年で亡くなる直前の2014年の来日公演が最後だったので筆者としては生声を聴いてみたかったミュージシャンの一人だ。
少しハスキーボイスからの大サビに向けての力強く、芯がしっかりとした歌声は心の底から響いてくるし、心地良さを覚えてしまう。

この『L-O-V-E』は彼女の父親のナット・キング・コールのカバーになり、収録されたアルバム『Unforgettable… with Love』グラミー賞最優秀アルバム賞を獲得している。
また、2000年代にサントリー『BOSS』のCMで歌詞は変えられているものの、歌手の浜崎あゆみさんや俳優の豊川悦司さんがカバーしているのを見て『この曲、聴いた事ある!』と感じた人も居るかもしれない。

筆者自身も当時まだ小学生だった頃にCM経由で知り、今となっては彼女の歌声に癒されながら夜の仕事中だったりプライベートでお酒を呑んでいる時になど、BGMとして流しながら聴く事が多いオススメの1曲だ。

2.Portugal. The Man / Feel It Still

ポートランドに拠点を置きながらライブ活動を行っており、中高音域の美しい歌声で楽曲の世界観を表現するのは、フロントマンのジョン・ガーリーが所属しているロックバンドのポルトガル・ザ・マン。
バンド名の中に入っているものの、ポルトガルとは全く関連性は無いそうだが、2004年からバンド活動を続けている事から世界各国で知名度も広がっている。

筆者が初めて彼らの楽曲を聴いた時に一瞬『あれ?歌っているのは女性…じゃないよな?』と勘違いしてしまう様な、ジョン・ガーリーの歌声には中性的で尚且つ魅力的な雰囲気が感じられる。
サビのファルセット歌唱部分も甘さとセクシーさを兼ね備えており、お洒落なバンドサウンドと混ざる事によって更に素敵な夜を過ごしたいと言ったニーズ時にピッタリなのだ。

YouTubeのオススメ洋楽として紹介されていたのがキッカケで知ったので『まだ日本に来日してないのかな〜』なんて勝手に思っていたら2013年にフジロック・フェスティバルに出演をする為に来日していたのは『!?』と驚いてしまった。
しかも2018年にはテレビ番組『スッキリ!』に出演したかと思えばサマーソニックにも出演を果たすなど、ジワジワと日本でも彼らの名前が知られて来ているのは嬉しい。

更にグラミー賞『最優秀ポップ・デュオ グループ・パフォーマンス部門』では賞を獲得するなど世界でその作品やバンドの完成度が認められつつ有るからこそ、今後の活躍に期待したい。
このまま行くと数年以内には来日単独公演を実現するだろうと勝手に願望を含めた予想をしながらも、歌声やバンドサウンドでウットリしたい時にもオススメの一曲だ。

3.Nina Simone / I Wish I Knew How It Would Feel To Be Free

1950年代から音楽活動を行い、2003年に亡くなるまでにジャズだけに留まらずフォークブルースR&Bゴスペルなど幅広くの音楽ジャンルをミックスさせた楽曲を多く残したピアニストでありミュージシャンのニーナ・シモン。

所々で力強く歌い上げるシーンや少し囁き気味に歌うシーンなど、温もりの中にも職人技の様な渋さを利かせる所も彼女の特徴なのだが、聴く度にお酒が進む様なリラックス感と雰囲気を生み出すのも注目すべき点だろう。
筆者も夜の作業を終えた後にリラックスしながらお酒を呑みたい時によく彼女の楽曲を流すが、歌声は勿論だが、楽曲に合う様に弾くピアノの音色も素晴らしい。

オリジナル楽曲がメインの印象が強い彼女だが、実は数多くのミュージシャン・バンドの楽曲をカバーしている。
しかも原曲とは違ってお洒落なピアノアレンジになっているので原曲ファンの人にとっても満足出来る仕上がりとなっているのだ。
そのカバーの中でも代表的なのが元ビートルズのメンバーでシンガーソングライターのジョージ・ハリスンが手掛けた『Here Comes the Sun』。

筆者自身、父親の代からのビートルズファンなので、初めて聴いた時は『アレンジ次第でこんなにも変わるのか…』と凄く驚いたのを覚えている。
『ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー 第29位』、『Q誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー 第21位』と上位に食い込むのも分かる気がしたオススメの女性シンガーソングライターの一人である。

4.The Carpenters / Close To You

筆者の特集記事でも取り上げたりする事があるカーペンターズは今回のテーマには外せないと思っている。
グラミー賞を3度も受賞する兄妹デュオは日本のテレビ番組等でも使用されているので、一度は耳にした事があるハズだ。
ボーカルを務めるカレン・カーペンターの歌声にあの元ビートルズポール・マッカートニージョン・レノン絶賛したエピソードも残っている。

日本では『遙かなる影』と言う邦題で知られているが、元々はアメリカ人俳優のリチャード・チェンバレンが1963年に先に発表している事から、厳密的には彼のカバーと言うべきなのかも知れない。
こちらのバージョンも渋くて懐かしさを感じながらもカッコ良いサウンドとなっているので是非一度聴いてみると良いだろう。

1970年にアルバム『Close to You』の収録曲として発表されてからはBillboard Hot 100にて4週連続1位を獲得したのちに、この作品で最初のグラミー賞受賞を果たしているのだ。
彼女の甘く美しい歌声の虜になって人気になるのも頷けるし、心地良く揺れるドラムから楽曲の雰囲気を最大限に生かすピアノの音色は勿論、バックサウンドもしっかりしているのも選ばれた理由の一つだろう。

日本では1993年に放送されたテレビドラマ『パパと呼べないの!』の主題歌になったり、近年では関西電力のCMやトヨタホームのCMなどにも数多く起用されていたので聴き馴染みがあるかもしれない。
温もりを感じられるこの楽曲は正に素敵な夜を過ごしたい時のBGMとしてオススメ出来る。

関連記事→これ聴いた事あるかも!一度は何処かで耳にした『懐かしいオールドミュージック』洋楽6選

5.Maroon 5 / She Will Be Loved

こちらも筆者の特集記事では何度も取り上げており、グラミー賞受賞の輝かしい経歴を持ちながら来日公演も数多く行なっているロックバンドのマルーン5。
近年は正統派ロックバンドと言うよりもダンスミュージックやレゲエ要素がミックスされたディスコバンドのイメージが強いが、実はボサノヴァサウンドを意識した楽曲も発表しているのだ。

この『She Will Be Loved』は必ずライブで披露される鉄板楽曲となっており、ファンからも熱い支持を受けている。
ボーカルのアダム・レヴィーンの甘くセクシーな歌声と少し寂しさの中にも愛の温もりを感じれる様な歌詞が更に女性を虜にさせているのも分かる。

初期の方と最近ではライブで披露される際にバンドアレンジが変わっているのも面白い。
今回紹介しているパターンは音源と同じ様なゆったりとしたリズムとピアノサウンドに歌声をミックスさせたバンドサウンドだが、現在はギターのジェームス・ヴァレンタインの二人で演奏を始めて、最後の方でメンバー全員演奏スタートか、二人で終わるアレンジが多い。

どちらのアレンジバージョンも夜にリラックスする際にはピッタリだし、その時の気分によって聴くバージョンを変えてみるのも面白いかもしれない。
日に日に渋さとセクシーさが増して行くアダム・レヴィーンの歌声は要チェックと言っても過言では無いだろう。

関連記事→お酒を呑んだら踊りたくなっちゃった!そんな時に聴きたい『踊れる・ノレるサウンド』洋楽6選

6.Raul Midon / Next Generation

全盲ながらも中低音を響かせながら魂を震えさせる歌唱力と素晴らしい演奏力を兼ね備えながらも、アコースティック・ギターを弾く以外にもパーカッションとして活用したり多彩なギターテクニックや奏法を備えているのはシンガーソングライターのラウル・ミドン。

シンガーソングライターのスティーヴィー・ワンダージョニ・ミッチェルと言ったレジェンドミュージシャンの影響を受けた楽曲はどれもソウルフルで、尚且つお洒落なサウンドとなっている。
しかも口でトランペットのサウンドを奏でる器用さを兼ね備えているのは彼らしさでもあると言っても過言ではない。

その演奏技術の素晴らしさからミュージシャンであり三大ロック・ギタリストのジェフ・ベックの単独公演にてオープニング・アクトを務める経歴も持ちながら、2006年には初の来日公演も果たしている。
『一度観に行ってみたい!』と思っていた筆者は、最近まで2018年にも来日公演を行っていた事に気付かず見逃してしまった事はここだけの話。

彼自身はライブでもカバーする事があるのだが、その中でも元ビートルズポール・マッカートニーが歌う『Blackbird』お洒落にアレンジして歌唱しているのを初めて知った時は鳥肌物だった。
どちらのバーションもオススメなので是非聴いてみて欲しい。

素敵な音楽で素敵な夜を

今回はバラードだったりお洒落サウンドをメインとした楽曲を中心にセレクトしてみた。
筆者が住む地域は大型台風をモロに食らったりとかここ数ヶ月は落ち着かない事も多いが、こんな時こそリラックスして心を冷静にしてみるのも良いかもしれない。

猛暑も過ぎ、景色は秋空へと変わって行くこの瞬間を今回紹介した楽曲をBGMとして流しながら過ごして欲しいと願うばかりだ。

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