ライブMCが面白いアーティスト5選!

歌や演奏以外に、ライブでの楽しみのひとつであるMC。
そのアーティストの人間性や意外な一面が垣間見れることもあり、その効果で楽曲の深みや会場の空気がガラッと変わる。
今回は、そんなMCがおもしろいと有名なアーティストを紹介したいと思う。

そもそもMCとは?

マスターオブ・セレモニーの略称で、司会進行者の意味。
アーティストにおいては、楽曲中の合間に自分たちでライブを進行させているということからこの用語が使われる。

MCの種類も、自己紹介からフリートーク楽曲に込めた想いや、次回のライブやリリース情報のお知らせなど多岐に渡る。

一部アーティストで一切MCを行わないというひとつのパフォーマンスもあるが、このMCがもたらす効果はとても大きい。

楽曲への思い入れを話すことでリスナーの共感度を高めたり、自分の人間性を見せることで、人としての魅力を伝えることができたり。
これらはすべて、そのとき行われているライブの質を上げることに直結するのだ。
逆に、中にはせっかく素晴らしい楽曲を持ちながらもMCで空気が悪くなったりリスナーと戸惑わせてしまったりすることで、ライブの質を下げてしまうこともある。

というように、このMCはアーティストにとってひとつの武器となる重要な役割を持っている。
そんなMCがおもしろいと人気のあるアーティストを紹介しよう。

MCがおもしろいアーティスト5選

さだまさし

誰もが認めるMCの評判が高いアーティストだ。
またその長さもお墨付きで、3時間コンサートで1時間MCをしてしまうほど。

その長さにもかかわらずこの高い支持は、完成度を物語っている。
高校・大学と落語研究会に所属しており、もともと「話す」ことにおいては強い美学を持っているようだ。
また「さだまさしトークベスト」というMCだけのアルバムも発売されており、まさにMCの帝王である。

スガシカオ

会社員からミュージシャンへ転職ということで一時期世間を騒がせたスガシカオ。
その時期の経験もあってか、どこか生々しかったり世間を皮肉ったような毒の強いトークと、その裏にあるとても人間らしい一面のギャップが人気。
下ネタや悪口や自虐、笑いを取りそうな内容を、いやらしさを感じさせず軽口を叩くノリでサラッと語ってしまう。これも才能だろう。
ライブアルバムに、傑作MC集という特典CDが付くほどそのMCの人気は高い。

aiko

aikoのMCには、ファンを喜ばせる演出が多く盛り込まれている。
男子ー!女子ー!メガネー!と性別や特徴ごとの呼びかけや定番のコールアンドレスポンス、客席からの声がけにひとつずつ反応するなど。
また絶妙に含ませる下ネタにも定評があり、とにかくファンと一体化しようとするaikoの姿勢がしっかりリスナーに伝わっているのだ。

アンジェラアキ

独特な徳島なまり、そしてあの風貌や曲の世界観とかけ離れたギャップのある面白いMCが人気の理由。
とんねるずの「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」にもモノマネをする芸人が登場したり、Youtubeで「アンジェラ・アキのMCが面白すぎる件」と題された未公開のMC映像が公開されるなど、その注目度はとても高い。

コブクロ

ライブMC以外でもTVのトーク番組などでも二人の息のあった掛け合いには定評がある。
関西弁に少し天然を感じさせる小渕のゆるい語り、そしてしっかりオチを付けてくれる黒田。
そしてMCの後にはあの歌声が会場に響き、緩急が相乗効果を生みグッとライブのクオリティを高めているのだ。
路上ライブ時代から長い時間で培われた二人の掛け合い。
コブクロの持つ強力で大切な武器である。

最後に

プロのアーティストは、役者のようにアーティストとしての自分を演じる。
楽曲からそのアーティストの特色であったり個性が伝わるのであれば、MCから伝わるのはその人ならではの人間性なのだ。

そして、ひとつの楽曲を聴く上でアーティストの人となりを知った上で聴くのとそうでないとでは、伝わり方も見える情景も大きく変わってくる。

そのアーティストのことが好きでもっと知りたいのであれば、一度ライブへ足を運び生でMCを体験するのも近道かもしれない。

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