ポルカドットスティングレイが一大事な件

才女「雫」率いるポルカドットスティングレイのミニアルバム「一大事」が5月9日にリリースされる。

映画「私に××しなさい!」の主題歌として書き下ろしたリード曲「ICHIDAIJI」やライブでの振付が話題となった「半泣き黒猫団のテーマ」など、オリコンチャート6位を付けたメジャーデビュー1stアルバム『全知全能』から7カ月、ワンマンツアーや対バンライブを経て着実に支持を集めるポルカドットスティングレイの進化を感じられる1枚となっている。

以前、ポルカドットスティングレイのプロモーション手法の稚拙さについて指摘した記事を当サイトに寄稿したところ、たいしてリツイートもされていないのにビュー数だけ爆上げという不自然な反響があったので、性懲りも無く再び取り上げてみたいと思う。

関連記事→ 「ポルカドットスティングレイにみる音楽プロモーションのあり方」

進化するポルカドットスティングレイ

ポルカドットスティングレイ、通称ポルカについては、本人かレーベルの担当がせっせと作ったWikipediaを見てもらいたい。相変わらずフロントの雫様とパッとしないバンドメンバーの情報量の格差が激しく、バンド内のパワーバランスを露見させるものとなっている。

ポルカドットスティングレイ「一大事」トレーラー

この”才女”雫様の監修による、ゆるいアイドル番組の様な手作り感満載のトレーラーで楽曲を聴く限り、以前の「椎名林檎感」は大分薄くなり、エジマハルシの小気味良いギタープレイと確かなテクニックでウネリまくるウエムラユウキのベースが立っていて、とても良い感じのバンドサウンドになっているのが分かる。

やっぱり、ポルカは良いポテンシャルを持ったバンドだと思うので、今回もその小賢しい「企み」について指摘したいと思う。

ポルカドットスティングレイを見舞う一大事とは

「何かを企む超常ハイカラギターロックバンド」を自称するポルカであるが、その”何か”が薄っぺらで見透かされ始めている事は、バンドを売り出すために稚拙なマーケティング理論を持ちこんで悦に入っている雫嬢なら気付いている事だろう。

関連記事→ ポルカ雫が明かす、「結成して2年でメジャーデビューした秘策」

デビューして半年でレコード会社に絶対服従のBillboard-Japanにおいて、こんな見出しの記事が掲載されるのは、それこそ「一大事」だ。

ポルカドットスティングレイ 『全知全能』ツアー完走!
無駄に量の多い茶番パートが気になる新作ミニAL付属DVD予告ムービー公開

国内の大手金融機関「みずほ銀行」とタイアップを果たし、鳴り物入りでデビューしたポルカが所属するユニバーサルシグマでは、昨年暮れに規模縮小の様にも見える組織改編が行われた。

関連記事→ 「ユニバーサル、1/1付組織変更と人事異動を発表」

ポルカはこのあおりを受けたのかは分からないが、今回のミニアルバムのプロモーションはデビュー時に比べて小じんまりしたモノになった様に思える。

ポルカドットスティングレイ / ICHIDAIJI

リード曲のMVこそしっかり作っているが、ポルカより知名度も集客力もある漫才コンビ「流れ星」をいたずらに出演させておきながら、MVのサムネはやっぱり雫嬢のどアップというグダグダなプロモーション展開を見せている。

小手先の「企み」が通用しない現代マーケティングの世界

某掲示板で「オタサーの姫」呼ばわりされている雫嬢は、マーケティングデータを元に楽曲を作っているそうだ。

思いつきで始めた風を装っているバンド活動において、2年でメジャーデビューできたことを自身のマーケティング理論の実践成果と鼻高々だが、プロモーションを行う際にこういう似非マーケッターが絡むと一番厄介だ。

最近主流となっているビッグデータ分析などせず、グーグル検索でリーチできる情報やSNS上にある特定アカウントの情報から都合の良いデータをピックアップしてマーケティングと称する、似非コンサルが良くやる手口に似たものを感じてしまう。

ポルカドットスティングレイ / サレンダー

今読まれているこの記事もその一旦ではあるが、2000年以降WEBマーケティングの主流をなす”コンテンツマーケティング”において、重要視されているのは何と言っても”コンテンツ(内容)”である。

伝達手段としてTwitterやInstagram、LINEなどのSNSコミュニティや、ブログ、キュレーションサイトなど様々なメディアが存在し、どう活用するか?というのは重要ではあるが、それもこれも伝えるべき”コンテンツ”があってはじめて機能するものだ。

どんなに効果のある手段を講じても内容が悪ければどうにもならない。結局「良いものを作れば浸透する。」という当たり前の理論に帰結するのが、現在のマーケティングである。

現代のロックバンドに求められるコンテンツとは?

小賢しいマーケティングなど持ちださずともYoutube上で” ポルカドットスティングレイ”と検索すれば一発で分かるが、ポルカのパブリックイメージには現代のロックバンドに求められる絶対的な要素が欠落している。

それは「ライブでのエモーション感」である。ポルカはYoutubeでのプロモーションを主軸としているが、公式にアップされている動画のほとんどは編集されたMVばかりで、ライブでの温度感を伝える動画は観客の後ろから1カメで撮影された雑なものしかない。

しかもそれが、オーディエンスの盛り上がりもイマイチで、クソつまらなそうに見える。デビュー前の映像とはいえステージ前にいる数えられる程度の観客がピョンピョンしてるだけで後は地蔵状態というのはさすがにヤバイ。「つまらなそうに見えるライブ映像」など、現代のロックバンドのプロモーションとしては致命的である。即刻削除要請すべきだろう。

[2017夏合宿]ポルカドットスティングレイ

また、マーケティングがどうのこうの言っているくせに、検索予測キーワードの2番目に”ライブ”と表示されているのにもかかわらず、ライブでの盛り上がりを伝える映像が上がっていない状況では「何をマーケティングしているのか?」と、その姿勢を疑いたくなる。

テレビの歌番組は縮小し、ドラマなど誰も見ないCDも買わない現代の音楽プロモーションにおいて「ライブで見たい」と思わせなければアウトだ。

三流読者モデルのインスタよろしく、自分の顔のどアップサムネを重ねておいて「ポルカドットスティングレイの中で誰が一番イカしたナウいガイか決めます」なんて誰も興味がない手前味噌なおサムい企画やってる場合じゃない。

ポルカドットスティングレイ「負けられない戦い」予告ムービー

いやほんと、実力のあるメンバーを抱えているのだから、くだらない稚拙なマーケティングにうつつを抜かさず、ライブステージで汗をかく活動に専念してもらいたいと思うばかりだ。

今、あなたにオススメ