復活してほしいバンド!椎名林檎率いる「東京事変」の魅力をおさらいしよう

2016年リオオリンピックの閉会式や、GINZA SIXのテーマ曲「目抜き通り」をリリースするなど、近年精力的な活動を行っているアーティスト椎名林檎。彼女がボーカルを務めたバンド「東京事変」が解散してから、今年で早くも5年が経ってしまいました。

それぞれのプロフェッショナルが一堂に会し、たくさんの名曲とライヴパフォーマンスを提供してくれた東京事変の伝説的活動は、今でもはっきりと思い出すことができます。

しかし、5年も経てばまったく知らない世代が出てきてもおかしくないころ。復活を待ち望む人が少しでも増えるように、ちょっとここらへんで東京事変の魅力を再確認してみましょう。

東京事変というバンドについて

発端はアーティストである椎名林檎が、自身の引退を考えるほどの境地にいたとき、「自分以外の人のためと思えば曲が書けるかも」と提案したのがはじまり。2003年に結成し、H是都M・晝海幹音・刄田綴色・亀田誠治の5人で活動を開始します。デビュー曲である「群青日和」が爆発的なヒットを記録し、東京事変の名前を世に広めました。

しかし後にH是都Mと晝海幹音が脱退。新たなメンバーとして浮雲・伊澤一葉を迎え入れ、アルバム「大人」をリリースします。本作はオリコン1位を記録し、東京事変は文句のない人気バンドとしての地位を確立しました。

その後も楽曲製作やライヴに勤しみますが、2012年2月29日に解散が決定。それぞれの道を歩むことになります。しかし世に出た楽曲は色褪せることなく、それぞれのメンバーも現役で活動中。東京事変であった過去が、確実に継続していることがうかがえますね。

何がわたしたちを熱狂させたのか

東京事変はなぜ、こんなにもファンを熱狂させたのでしょうか。その要因の1つに、それぞれのアーティストが既に第一線で活躍していたという背景があるでしょう。プロフェッショナルが1つに合わさり、これまでにない楽曲を創造する。これほど人を熱狂させるストーリーがあるでしょうか。東京事変は、音楽版アベンジャーズともいえる存在だったのです!

椎名林檎とはちがう椎名林檎

椎名林檎ファンなら、東京事変で歌っているときと、ソロとして活動しているときの彼女には、曖昧なちがいのようなものが見て取れるでしょう。椎名林檎であることはまちがいないのに、そこにある空気やエネルギーにわずかなちがいを感じられる。それが引っ掛かりとなって、東京事変の椎名林檎には独特の魅力が引き立っていくのではないでしょうか。

ガラッと変わるのではなく、わずかなちがいでとどまっているのが、個人的にはすごいことだと思えますね。

そのちがいをもたらしているのは、疑いようもなく他のメンバーです。ライヴ中のやりとりを見ていると、自分のプレイに集中しているように見えて、それぞれを気遣っているのがよくわかります。

一流のアーティスト同士が集まると衝突が繰り返されるようなイメージがありますが、東京事変の場合は、互いに見えない糸を引っ張り合って上昇させていくような作用が生じたのかもしれません。

再結成はありえるのか!?

現在、東京事変だったメンバーは、プロデューサーやバックバンドとして活躍しています。忙しい生活は相変わらずのようなので、再結成は夢のまた夢……というわけでもなさそうです!

2016年の紅白で、椎名林檎はソロ曲「青春の瞬き」を歌いました。その際に演奏を任されたのは、他ならぬ東京事変のメンバーなのです。椎名林檎での出演となっていますが、事実上の再結集にちがいはありません。親交は相変わらずなようで、ファンとしてはひと安心。こんな光景を目の当たりにしたら、いやがおうにも再結成を期待してしまいますよ!

椎名林檎さん次第となりそうですが、東京オリンピックに向けての活動のなかで、再び東京事変の姿を見ることもありそうです!再結成時にはどんな林檎節のコメントが出るのか、今から妄想してワクワクしていきますよー!

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