地上波テレビが改編に合わせて、退屈で「ご都合主義」な音楽特番を放映する中、国内最大級とも言える野外音楽フェス「FUJI ROCK FESTIVAL」がYoutubeにおいてLIVE配信された。
2000年以降、衰退するTVメディアと音楽データ販売業界を尻目に、アーティストにとって「ライブ」が活動のメインとなってきているわけだが、それは音楽好きの人間、音楽を「摂取」する類の人間にとっても同様である。
フジロックのLIVE配信は、もちろん全ての出演アーティストが見れるわけではなかったが、それでも浅井健一やエレカシ、GLIM SPANKY、ハンバート ハンバート、MISIA、サカナクション、ストレイテナーやサチモス、バースディとかなり太っ腹にネット配信で”垂れ流され”ていて、PCモニタのライブ映像横に流れるコメントも合わせて非常に満足できるものだった。
もちろん現場に行ければ何十倍も楽しいだろうが、仕事を抱えた家族持ちの中高年がフェスに参戦するのは何かとハードルが高い。そういう人間にとって、フジロックをはじめとした最近のフェスやLIVEのネット配信は非常にありがたい。
FUJI ROCK FESTIVAL’18 – DAY 1 !
FUJI ROCK FESTIVAL’18 – DAY 2 !
FUJI ROCK FESTIVAL’18 – DAY 3 !
それでもLIVE会場の雰囲気はPCモニタの前では味わえるものではないので、そこはやっぱり現場で味わいたい。と思った人も多いだろう。
しかし、8月に入ってからでは国内の大型フェスのチケットはなかなか取れるものではないし、それなりに高額なので充分に楽しみたいが、1日中会場に居るのはしんどい。少しだけ雰囲気が楽しめればいい。という“ワガママ”な人は多いのではないだろうか?
そういう人には”入場無料の音楽フェス”をお勧めしたい。
今からでも間に合う無料の国内音楽フェス
入場無料であれば面白くなければ途中で帰っても構わないし、有名な音楽フェスのように数万人という来場者にはならないので、多少はゆったりと音楽を楽しむことができる。また、フェスやライブに行ったことがない「引き篭もり」な音楽ファンにもお勧めだ。
【8/5】ありフェス2018
https://otsuchi-arifes.jimdo.com/
横道坊主/怒髪天/The Street Beats/三宅 伸治 ほか出演
【8/5】ROCK FILL JAM in ala 2018
http://rf-jam.com/
CRICKET QUARTET/佐藤嘉風/鍵穴 ほか出演
【8/11】EAT THE ROCK 2018
http://eattherock.com/
バックドロップシンデレラ/HEY-SMITH/FABLED NUMBER/ゲルググ ほか出演
【8/13】エキサイティング・サマー・イン・ワジキ 2018(エキサマ)
http://es-wajiki.com/
家入レオ/チームしゃちほこ/POLU ほか出演
【8/17・18・19】 斑尾ジャズ(ふるさとのジャズ交流祭 in 斑尾)
http://www.madaraojazz.com/
デキシー・ショーケース/ MYN George Bigband/ほっしーカルテット ほか出演
【8/25・26】活性の火’18
https://activefire14.jimdo.com/
クラウドファンディング: https://camp-fire.jp/projects/view/85455
STANCE PUNKS/HUSKING BEE/ザ50回転ズ/グッドモーニングアメリカ ほか出演
【8/25・26】八食サマーフリーライブ
http://www.849sfl.com/
HER NAME IN BLOOD/COUNTRY YARD/MOROHA/HEY-SMITH ほか出演
【8/26】グリーンティーJAZZフェスティバル
https://greentea-jazz.com/
日野皓正/谷口英治/沙理/伊澤陽一 ほか出演
【8/26】SAVE THE BIRTHDAY 2018
http://savethebirthday.sakura.ne.jp/
Hump Back/WOMCADOLE/POT/EVERLONG ほか出演
【9/24】いしがきミュージックフェスティバル 2018
http://www.ishigaki-fes.jp/
BRAHMAN/フラワーカンパニーズ/SaToMansion/バックドロップシンデレラ ほか出演
夏も後半になると涼しい地方の開催が多いが、夏の小旅行がてら足を伸ばして見るのもいいだろう。八食サマーフリーライブやいしがきミュージックフェスティバルなどはフリーライブとは思えない規模になっているので、行ってみる価値ありだ。
他にもまだまだ小さなフェスは国内各所で開催されているので、チェックしてみて欲しい。
フェス存続のためにチャリティにも参加しよう
また、こういったフリーライブはチャリティで行われることが多いので、十分に楽しめたのならフリーライブ存続のためにも、ぜひチャリティに貢献してもらいたい。
メディアが衰退した今のご時世、音楽は“ライブ”で味わうのが主流となっている。
好きなアーティストのライブをチケットを購入して観るのはもちろん、フリーライブなどにも足を運び“現場“で音楽を味わう機会をなるべく多く取っていきたいと思う。