聴く度にクセになっちゃう!『個性的な歌声を持つ』洋楽6選

聴く度にクセになっちゃう!『個性的な歌声を持つ』洋楽6選

皆様が普段聴いている楽曲の中で、個性的且つ魅力的な歌声を持ち『この人の歌声が聴く度にクセになる〜!!』と言える様なミュージシャンは居るだろうか?
最初は『うおっ…』となってしまっていても、何度も繰り返し聴いて行く内に『あれ…?この人の歌声、凄い好きかも!?』と考え方が変わる事も多い。

筆者もその一人で聴かず嫌いしていた時期があったが、いざその世界に飛び込んでみると新しい出会いの連続で感激だらけだ。

そこで今回は筆者目線で聴く度にクセになっちゃう!『個性的な歌声を持つ』洋楽6選をご紹介したいと思う。
まだまだ開拓途中ながらも共有出来れば嬉しい。

『歌唱力抜群』だけが個性的では無い!

最近ではYouTubeでカバーをUPして有名になったり、オーディションを勝ち上がってデビューしたりする『歌唱力抜群』のミュージシャンも多い。
勿論それも大切な部分であるが、やはりもう一つ頭を抜けるには個性的な歌声だったり表現力など必要になって来る。

『ぶっちゃけピッチはズレまくりだけど、このミュージシャンの歌声と表現力がズシッと心に来るんだよね』と筆者と同じく感じる人が居る様に、声の良さなどに魅力を惹かれファンになったと言う事も少なからず存在するのだ。
なので、個性的な歌声を持つミュージシャンを筆者目線でセレクトしてみた。

1.John Lennon / I am the Walrus

ギネスには最も成功したグループアーティストとして、そしてローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティストの1位として認定されているThe Beatlesのオリジナルメンバーなのはご存知だろう。
バンド在籍時はポール・マッカートニーと共に多くの楽曲を世に送り、声質も全く違うジョン・レノンの独特の世界観に虜になった人も多い。

更に彼のトレンドマークと言えば丸渕メガネ、そしてサングラスだろう。
現代に至るまでにそのファッションセンスに感銘を受けて取り入れるミュージシャンも多い。

この楽曲はThe Beatles時代に発表されており、後にソロで大ヒットとなる『Imagine』『Love』『Happy Christmas』の時の優しい歌声とはまた違った、鼻に掛かって少しトゲトゲしい様な歌声が聴く度にクセになり、いつの間にかハマって行く。

勿論、どちらも個性的で好きなのだが、それに合わさって彼のソングライティング力が如何に素晴らしいかが分かるのは間違いないのだ。

2.Liam Gallagher / Whatever

リアム・ギャラガー』と言った名前を聞くと色々と事を想像する方も多いだろうと思う。
Oasisのメンバーでリードボーカルをしていたのは勿論、ニュースサイトでも本人が発した言葉などが記事になったりと見かけたりする事も有る。
取り上げられる時は大概、兄のノエル・ギャラガー関連だったりするが、ここまで来ると『本当は仲が良いんじゃないの!?』と思ってしまうのも否定はしない。

さて筆者の記事の中でも度々取り上げているが、皆様は何かお気付きだろうか?
そう、良く見ると『これは…まさか?』と勘付く人も居るかもしれないのだが、高い確率で見かける丸渕サングラスは先程取り上げたジョン・レノンの影響も受けていると言っても良いだろう。
実際に歌い方も声質も似ている事もあり、Oasis在籍時には『I am the Walrus』をカバーしていた。

関連記事→ロックを楽しもうぜ!様々なミュージシャン達が奏でる『ロックサウンド』洋楽6選

ノエルが脱退し事実上のOasis解散後は元メンバーでBeady Eyeを結成するも突如解散。
近年ソロへ転向をしたものの、筆者的には今のリアムソロで奏でているサウンドの安定感が凄く好きだし、ロックシンガーだと感じれる。

キャリア初期の高音域が綺麗だった頃も好きではあるが、特徴的なしゃがれ気味の現在の歌声も渋さがあって素晴らしい。
最近のライブで久々に歌った『Whatever』を聴いた時に『本当にリアム好きで良かった…』と色褪せない彼を改めて観る事が出来て好きになった感動は長年忘れる事はないだろう。

3.Jake Bugg / What Doesn’t Kill You

17歳でレコード会社のマーキュリー・レコードと契約すると、翌年には楽曲の完成度から元Oasisノエル・ギャラガーストーン・ローゼズに抜擢された事から注目度がアップされたシンガーソングライターのジェイク・バグ

デビューアルバム『Jake Bugg』UKチャートで1位を獲得するなど、たまたまCDショップに立ち寄った筆者が初めてこのアルバムを手にして聴いた時は『これは10代が作れるクオリティー…なのか?』と素晴らしいサウンドの体験を出来た事と驚きを懸命に覚えている。
声質はリアム・ギャラガーの初期を少し思い浮かぶような、鼻に掛かる特徴的な高音域Oasisファンも好きになるかもしれない。

彼が来日公演を行った時に筆者も観に行ったのだが、当時スリーピースで奏でるバンドサウンドと歌声は聴きやすかった。
良い意味でオールドフォークカントリーを組み込んだ斬新なロックサウンドに心を掴まれたからこそ、日本でももっと知名度を上げて欲しいミュージシャンの一人なのだ。

因みに余談だが、共演を果たしたノエルにアルバムで共作者を起用した事に『失望した、ガッカリだ』と言われたジェイクが、逆にノエルの最新アルバルを『本当にクソだ』と批判し返す行為を見ると、まだまだ若い部分と何処かリアムに似ていると感じたのは筆者だけだろうか?
まぁ、それを含めてジェイク・バグと言うミュージシャンの良さなのかもしれない。

4.Amy Winehouse / Rehab

イギリスを代表すると言っても過言ではない女性ボーカリストのエイミー・ワインハウス
日本では馴染みがないミュージシャンかもしれないが、ソウルジャズR&Bなどの音楽ジャンルを融合させた彼女の楽曲、そして中低音の心地良い響きと深みのある個性的な声質は見事にマッチングしている。

アルコール依存や薬物依存などの関係でスキャンダルが多かったのも事実で、この楽曲はリハビリ施設に入所した時の体験が活かされていたと言われている。
実際にこの楽曲でグラミー賞を獲得しているのだから歌詞やサウンドにハマった人が多いのも分かりやすい。
(筆者も彼女の歌声とサウンドの魅力にハマってしまった一人だ)

2006年に発表されたアルバム『Back to Black』全英で1位を記録しており、毎年イギリスで開催されている『Brit Awards(ブリット・アワード)』では最優秀女性ソロ・アーティストに選ばれており、それがきっかけで更にヒットを重ね、翌年には全英で最も売れたアルバムとなった。

残念ながら2011年にアルコール中毒で亡くなってしまったが、今現在でも敬愛しているミュージシャンは多く、今後も彼女の名は語り継がれて行くだろう。

5.Steven Tyler (Aerosmith) / I Don’t Want To Miss A Thing

このハスキーでハイトーンボイスを聴いた事がある人も多いだろう。
ブラックミュージックの様な太くで渋い歌唱法、そして個性的な鋭いシャウトにも魅力的なのがAerosmithスティーヴン・タイラーだ。

以前も『Walk This Way』がテレビ番組『踊る!さんま御殿!!』のテーマソングとなっている事を記事に取り上げた事があり、一度目にした人も中にはいるかもしれない。

関連記事→ジメジメするこの時期にテンションUP!『カッコいいバンドサウンド』洋楽6選

日本では来日公演も行なったり、『Jaded』は『日本コカ・コーラ』のCMソングに起用されたり、度々テレビ番組の挿入歌としても流れているので、何処かしらで彼の声を聴いている事だろう。
特にこの楽曲は映画『アルマゲドン』のテーマソングとして知られており、日本でも各テレビ局で何度も放映されていたりテレビ番組や『日清カップヌードル』のCMソングにも使用されている。

またアカデミー賞ゴールデンラズベリー賞同時ノミネートされると言った珍事も起きるものの、全米シングルチャートで1位を獲得するなど現在も人気は根強い。
バンドバージョンのサウンドも素晴らしいが、シンプルに彼の個性的な歌声を堪能するのにはこう言ったアコースティックバージョンもオススメだ。

6.Brittany Howard (Alabama Shakes) / Don’t Wanna Fight

日本ではあまり知られていないAlabama Shakesだが、そのボーカルを務めるブリタニー・ハワード太く力強い個性的な歌声にも注目して欲しい。

特に低音から高音に動く時の彼女のシャウトは正直初めて聴いた時に『まだまだスゲーミュージシャンは一杯居るのかよ…!』と衝撃的だったのは懸命に覚えている。

2011年にEP『アラバマ・シェイクス(Alabama Shakes) 』を発表してからはバンドの完成度から数多くの会場で演奏する様になり、グラミー最優秀新人・最優秀ロック・パフォーマンス賞にノミネートされる程まで注目されてからは一気に飛躍した。
あの彼女の特徴的な歌声と楽曲サウンドを一度でも聴けば大躍進したのも頷ける。

ロックの他にもソウルブルースと言った数多くの音楽ジャンルをミックスしており、何度も聴きたくなる様な中毒性があるのは間違いない。
彼女の様にギターを弾きながらここまで音域の広いパワフルな歌い方をするギターボーカルはなかなか見ないので、是非とも来日公演も行なって貰いたいバンドの一つだ。

心揺さぶられる個性的な歌声は数多い

今回ご紹介したミュージシャンの中には『この人知ってる!』から『今まで知らなかった…』と言った反応もあるかもしれない。
筆者もまだまだ『個性的な歌声』を持つミュージシャンを探している段階で、今後も定期的に皆様にお伝えして行きたいと思っている。

心揺さぶられる個性的な歌声に出会い、そこから更に音楽が好きになった!と言われる様なキッカケに繋がれば嬉しいものだ。

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