BOYS AND MEN(ボイメン)の進化理論は天元突破できるか?

ジャニーズ事務所の弱体化と共に、俄然活性化している”非ジャニーズ”の男性アイドルグループの中でも、高い人気で注目されているBOYS AND MEN(ボイメン)のニューシングル「進化理論」が5月9日にリリースされた。

このニューシングル「進化理論」は今年1月より放送しているアニメ「新幹線変形ロボ シンカリオン」のOPとして起用されているもので、シンカリオンのOPにボイメンが採用されるのは、ボイメンとの共演も多い列車をコンセプトにした男性アイドルグループ”超特急”はさぞ悔しかろうなどと思ってしまうが、なかなかボイメンらしい勢いのある楽曲となっている。

ボイメンはこのシングルの発売を記念し、全国のタワーレコード系列店舗でキャンペーンを予定している。ポスターやさまざまなコラボ企画が行われるのらしいので、詳細はタワーレコードのオフィシャルサイトをチェックして欲しい。

BOYS AND MEN / 進化理論

メディア露出が少ないながら人気の高さが取り沙汰されるボイメンであるが、実際にどんな活躍をしているのか、最近の動向をチェックしつつアイドルグループのプロモーションの難しさについて考えてみたい。

分散、増殖路線を垣間見せるボイメンファミリー

数ヶ月前、ももクロとシンクロするボイメンの在り方にフォーカスを当て、このサイトでご紹介し少なからず反響をいただいてはいたが” 推していこうと決めた”と言いながら、本当にメディアに取り上げられる事が少ないので、なかなかピックアップするトピックが無かった。

関連記事→ 「BOYS AND MEN(ボイメン)を推していこうと決めた訳」

昨年末のアルバムリリース以降、エンタメニュースで取り上げられたのは個々メンバーの聖火ランナー抜擢やドラマ出演などのニュースくらいで、後はボイメンの下位組織である研究生が和田アキ子とコラボしたニュースと、ボイメンの弟分” 祭nine.”の大々的なデビュープロモーションなど、BOYS AND MEN本体のニュースがあまり聞こえてこなかった様に思う。

和田アキ子 with BOYS AND MEN 研究生 / 愛を頑張って

祭nine. / HARE晴れカーニバル

この”祭nine.”がまた「和」をコンセプトにしている様には感じるが、ボイメンとの差別が付けづらく、ボイメンのメンバーすら認識が怪しいオジサンにはなかなか辛いものがある。

研究生にしろ、祭nine.にしろ昭和歌謡へのリスペクトという部分ではファミリーとしての一貫性はある様にも思えるが、もう少し落ち着いてBOYS AND MENの認知を拡げてもらってから、拡散させても良かったのではないだろうか、とも思える。

安易にメンを拡げがちなアイドル運営

この兄弟、姉妹グループをデビューさせる戦略は、エンタメに限らず多くの業種で行われているブランド戦略の一つで、プロモーション的には「面を広げる」という施策になるのだろう。

そういう戦略は、ジャニーズやAKBグループの様に相当エゲつなく市場を囲い込んでいないとうまくいかない。モー娘。を抱えるハロプロやEXILEのLDH、BiSHのヒットで最近勢いのあるWACK、ももクロを当てたスターダストなど、いづれも拡散路線を取っているが結局代表的なグループのファン層を弱体化させているだけの様にも思える。

LDH Official Company Trailer 2017

そんな事を感じていたところ、今のボイメンファミリーを思わせるこんな記事があった。

「面を広げる」ことと「掘り下げる」ことの違い。

記事の内容はネットショップについて書かれたものだが、今のボイメンの状況を思うと考えさせられるものがある。

BOYS AND MENに集約するフォーチュンエンターテイメントのコンセプト

「名古屋発信のエンターテイメント文化を創造、振興していく」をコンセプトにフォーチュンエンターテイメントの前身である株式会社フォーチュンは1998年に設立している。

フォーチュンエンターテイメント15周年映像

会社設立から20年。NAGOYA DREAM PROJECT事業の一環として「男性版・宝塚歌劇団」の構想から「BOYS AND MEN」を創立して8年。

BOYS AND MENというグループはフォーチュンエンターテイメントの活動を具現化した存在であり、フラッグシップグループであることは間違いない。弟分グループや研究生の活躍によって拡がった支持層が、本体であるBOYS AND MENに集約されるような体制を作り上げられれば理想的だ。

そのためにBOYS AND MENに課せられたものは大きい。市場独占するジャニーズ勢のスクラムに風穴を開け、フラッグシップグループとしてその存在を揺るぎないものにしなければならない。

ジャニーズの新グループというだけで、実績も無いのにデビュー前から朝の情報番組に枠が貰える、元ボイメン平野紫耀が在籍するKing&Princeに一矢報いる様な活躍をしてもらいたい。

「このドリルはこの宇宙に風穴を開ける。その穴は、後から続く者の道となる。」

「俺たちは一分前の俺たちより進化する、一回転すればほんの少しだけ前に進む。それがドリルなんだよ!!」

中川翔子 / 空色デイズ

「掘り下げる」からの連想ではあるが、思えばかつてハマった熱血ロボットアニメ「天元突破グレンラガン」で描かれていた、泥臭い昭和テイストの男の格好良さは、ボイメンの格好良さに通じるものを感じる。このアニメの名セリフがことごとく似合う男性アイドルはボイメンの他に居ないだろう。

ボイメンは来年2019年1月14日にはナゴヤドームでのライブも決定している。やがて人類を救う存在となる「穴掘りシモン」の様に、大きく成長していくボイメンに期待したい。

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