カラオケが上手になるための近道

仕事関係の付き合いからプライベートまで、カラオケに行く機会というのは意外と少なくない。

だが実際カラオケに行ったとしても、ついつい自信がなく自分からマイクを持てない誰かに強引に言われないと歌えない

そんな経験はないだろうか?

歌に限らず、自分の苦手なもの・不慣れなものを人前で披露するのは、誰でも恥ずかしく避けたいものである。
今回は、そんなカラオケに対する苦手意識を克服するために、カラオケが上手になる近道について紹介していきたいと思う。

「カラオケにはよく行くけど、聞く専門で人前で歌うのはちょっと・・・」
「歌うことが恥ずかしくてデートでカラオケに行くことができない・・・」
「一度歌ってバカにされてから、カラオケが嫌いになってしまった・・・」

こんな経験がある方は、ぜひ読んでほしい。
そしてぜひ挑戦して、苦手意識を克服してほしいと思う。

「歌がうまい」はステータス

「高い声が出る」「歌がうまい」などの印象を持たせることができると、それはあなたの立派なステータスになるのだ。

特に異性からの見る目はグンと変わってくる。

「ただの男友達が急にカッコよく見える」
「男性に上手に歌われると顔は関係なくなる」

ネット上でもよくこういった記事を見つけるが、歌のうまさというのは努力で培うものではなく「才能である」という先入観を持っている人がほとんどだ。

「歌がうまい」という印象を持たせること、つまりそれはあなたの中の才能を見せるということであり、周りの見方が変わるのもその才能に魅力を感じるからではないだろうか。

ただ実際は、正しい努力で歌はうまくなることができる。

それでは、本題に入っていこうと思う。

声の種類を知る

具体的な方法に入る前に、少し基礎の部分を押さえておこう。
正確には「声区」というが、高い低いによってその声には種類がある。

簡単に言うと、低い声を出すときは地声、高い声を出すときには裏声といったところだが、実はこの間にも様々な種類の声がある。

地声
チェストボイス:会話の際に使われる声
エッジボイス:超低音、呪怨の伽椰子のような声

■裏声
ファルセット:息漏れのある、一般的に「裏声」と呼ばれる声
ミックス(ミドル)ボイス:※後ほど詳しく説明
ヘッドボイス:頭からつき抜けるような、芯のある裏声
ホイッスルボイス:超高音、その名のとおり笛のような声

地声、裏声といってもこれだけの声の種類があり、それぞれ使われ方や音色も異なってくる。
その中で、今回「カラオケがうまくなる」ために着目すべき部分はミックスボイス
様々な解釈がされているが、簡単に言うと裏声と地声がバランスよく混ざり合っている声である。
※裏声要素が強いため、今回は裏声の方に記載している。

このミックスボイスのイメージができるかできないかで、カラオケの上達具合は大きく変わってくる。

ミックボイスへの近道

上記でも説明した通りミックスボイスには裏声が大きく関わってくる。
そのため、まずは裏声をしっかり鍛える必要があるのだ。
高いところだけではなく、通常の部分、低い部分もすべて裏声で1曲歌い切れるくらいにまで鍛える。

ネットで調べるとたくさんの細かい方法が出てくるが、裏声で歌うときに意識してほしいのは2点だけ。

①口ではなく、「鼻~眉間」から声が出てるイメージを意識する
②エッジボイス(呪怨の伽椰子のような声)を意識する ※実際に出すのではなくて意識する。

細かい説明は割愛するが、この2点を意識して裏声で歌うだけで、その裏では正しく歌うための作用が多く働いている。
・鼻腔共鳴
・声帯の閉鎖
・輪状甲状筋の強化
・換声点(声区が切り替わるポイント)をなくす
・声帯への負担の軽減
・ミックスボイスのイメージの定着
など

この①・②を意識して歌うことが、ミックスボイスへの、そしてカラオケ上手になるための一番の近道である。

まずは、この裏声で歌っているときの感覚を完全に身につけてほしい。
しっかり意識して歌っていると、その内スカスカだった裏声に芯が通ってくる感覚、太い裏声になってくる感覚がわかってくるはずだ。

それこそがミックスボイスの入り口。
その感覚がわかった後、その感覚のまま通常通り歌ってみてほしい。
安定した声で、簡単に高い声が出せることに驚くはずだ。
実際にミックスボイスである程度の高音を出すと、それが裏声なのか地声なのか聴いている方は区別が難しくなる。

実際に聴いてみよう

ここでミックスボイスを上手に使っている歌手を紹介する。
感覚をイメージする参考としてほしい

男性編

平井堅

草野マサムネ(スピッツ)

ATSUSHI(EXILE)

小田和正

女性編

Superfly

アンジェラ・アキ

いきものがかり

 

最後に

ここまで、カラオケが上手になるための方法=ミックスボイスを出せるようになることとして話をしてきたが、感覚的な部分が強くそれには個人差もある。

1日や2日で簡単に歌声が変わる魔法のようなものはこの世には存在せず、どれだけ的確にイメージができるか、その正しいイメージで継続した練習ができるか、という部分が非常に重要になってくる。

完全に感覚が身につくまで数ヶ月~長ければ1年以上かかる場合もあるが、ただそれができれば高く上手に歌えるだけではなく、様々な特典もついてくる。
・少ない力で歌えるため、音程も安定して取れるようになる
・喉への負担が減るため、長時間歌っても枯れないようになる
・今まで歌えなかった曲も歌えるようになり、カラオケがもっと楽しくなる

ぜひ、焦らずじっくり練習をして、会社の同僚や友人、そして気になる異性からも注目を浴びてもらいたい。

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