90年代バンギャの皆さん息してる〜?
私は最近のバンドについていけなくて「もうこれじゃバンギャあがってるのと一緒じゃないか」ってなってます。
昔に比べてYoutubeなどで簡単に見た目と楽曲の傾向がわかるようになったものの、それだけに「対バンでみたあのバンドがすごかった!」みたいな展開にならず悲しい。今は予習が当たり前…。
そして90年代後半から00年代前半のV系というのは、出身地でだいたい音楽の傾向がわかってたよなと昔の記憶を掘り起こしてみました。
V系出身地による傾向と対策!ちょっとこれいいんじゃない?
黒ルージュに金髪逆毛…「名古屋系」の血を継ぐもの
今も脳みそにこびりつく「ザ・V系」なバンドたち…といえば名古屋系。
ROUAGE、Laputa、黒夢などなど…古くから「名古屋系はこういうバンド」というのが決まっていました。
とにかくダーク。とにかく様式美。
目の周りは細く黒く縁取られ、化粧はコッテコテ、楽曲は鬱くしいものが多い。
それが名古屋系です。
ライブでは拳を突き上げたり激しいヘッドバッキングをして楽しみましょう。
北海道出身のV系はなぜかピコピコ音が好き!??!
これは現在の様々な楽曲が入り乱れるシーンでは適用されないかもしれないですけど、一時期「札幌出身バンドはみんなテクノっぽい」という時期が確かにあった。
MELLOとかパスホリとか。結構いた。
でも同時に「テクノは嫌いじゃないけどゴシックが好きだ!!」というバンドも同時に出てきたんですよね。
メルヘンとか。DADAとか。
一時期の札幌V系シーン、大変だったろうな…。
対策としては特にありませんが、手バンと手扇子と咲きを練習しとくといいかもしれません。
北関東V系シーンはとにかくラウド
まあ何について言いたいかというとMUCCについて言いたいです。
このバンド周囲とめちゃくちゃ仲がいいので、自然と後輩が増える。
00年代は「カリメロ」「いろは」あたりが後輩でしたが、現在は「heidi.」を後輩と言っていいのかしら。
対策としては「折りたたみ」と「ダイヴ」を頭に入れておくことです。
九州・四国のバンドはMCがなぜかあたたかい?
これ不思議なんですけど、関西以南というか以西というか、中国・四国・九州地方のバンドはみんなMCがやたらクオリティが高い上にあったかいんですよ。
具体的にいうと宇宙戦隊NOIZとか。
ライブのノリはモッシュやジャンプって感じです。
笑い転げてモッシュに突入しても平気なようにスニーカー準備していってください。
V系バンドだって地方色豊か!郷土の色を楽しもう
他にも育ったライブハウスによって音楽性がだいたい決まってしまったり(浦和ナルシスなんて有名ですね)と環境に左右されやすいV系バンド。
でも音楽が素晴らしいのはどのバンドも同じです。
この傾向と対策を読んでめちゃくちゃにライブ楽しんでくださいね!
文=阿部春泥