ガンダムのエンディング曲は軽視されている気がする

最近NHKで全ガンダムを対象とする人気投票が行われていて、そのなかには人気の曲を決める項目もあるようだ。

30年以上の歴史を持つガンダムシリーズには、当然のごとく名曲がたくさんある。

ガンダムを知っていればもちろん、知らなくてもその楽曲の良さに共感できるリスナーは多いだろう。

しかし私が思うに、ガンダムはオープニングや作中歌ばかりが評価の対象となっていて、エンディングの良さが軽視されている気がしてならない。

今回はそんなガンダムシリーズのエンディングに的をしぼって、「隠れてしまっている」名曲を掘り出してみよう。

もしこれまでエンディングを飛ばして見ていたという人は、後悔することになるかもしれない。

作品の雰囲気を盛り立てるエンディング

ガンダムシリーズのエンディングにはいくつかのパターンがあると思われるが、そのうちの1つが作品のテーマや雰囲気を盛り立てるものだ。

このパターンの作品は「エンディングまでを含めて1話」となるので、シリーズの視聴中何度聴いていても飽きることがない。

月の繭

HUMAN TOUCH

しかしその分楽曲単体としての魅力を見出しにくいという欠点があり、リアルタイムで見ていない人はイマイチとっつきにくいといえるだろう。

ただきちんとフルで聴くと圧倒的な魅力を伝えてくれるので、1度これらのエンディングもアニメ抜きで楽しんでみることをおすすめする。

ガンダムアニメを見た経験があるのなら、それを思い出しながら聴くこともできるので、通常よりもずっと心に沁み入る音楽となってくれることだろう。

単純にかっこいい・スタイリッシュなエンディング

ガンダムはロボアニメである。

そのためその「ロボらしさ」を活かしたスタイリッシュなエンディングもまた、魅力的なパターンの1つだといえるだろう。

これらの楽曲は上記とちがい単体で既に人気があるため、ガンダムのエンディング曲であることを知らずに聴いている人も多い。

そんな「音楽として完成度の高い楽曲」であるからこそ、改めて聴くとその素晴らしさに驚くことになる。

あんなに一緒だったのに

オルフェンズの涙

このパターンはアニメ放送当時の雰囲気や流行りを取り入れることが多いので、いつ聴いても色褪せない音楽性を発揮してくれるのが特徴だといえるだろう。

しかし作中のキャラクターの心理やシーンを彷彿とさせる歌詞もあるので、本当に楽曲を堪能するのなら主題歌となっているガンダムシリーズを鑑賞する必要があるのかもしれない。

なんだか癖になるエンディングも魅力

上記の2つに当てはまらず、独特の魅力を持つエンディング曲にも注目しておきたい。

ガンダムシリーズの楽曲なのだが、ロボらしさや作品の内容を象徴するのとは少しちがう。しかしだからといってガンダム以外の曲として発表された場合、果たして私たちはその魅力に気づくことができただろうかと考えさせられてしまう曲。

そんな独自のエンディング路線を持つことが、ガンダムの1つの面白みであると筆者は考えている。

It’s Just Love

Gの閃光

ガンダムシリーズは宇宙世紀を除くその多くが、まったく別のスタッフによって作られているからこそ、同じガンダムという土俵の上でありながらこういった独自のセンスが発揮されるのかもしれない。

ハマる人はとことんハマるであろうこれらのパターンは、まだ聴いたことのないガンダムファンにこそおすすめできる。

エンディング曲もガンダムの魅力

いくつかのパターンに分けてご紹介したが、ガンダムのエンディング曲はどれもいい曲ばかりであることは保証する。

インパクトや熱さ重視のオープニングとはちがい、しっとりと心に沁みる、ときには涙さえ誘うような楽曲がたくさんあるのだ。

エンディング曲は録画や動画での鑑賞が一般的となった昨今、どうやら飛ばされる運命に飲まれつつあるらしい。

しかしエンディング含めてアニメであることは、ガンダムシリーズが証明してくれているのではないだろうか。

ぜひ数分の時間をエンディングに捧げて、アニメのラストに訪れる「余韻」を楽しんでみてもらいたい。

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